
【映画】おすすめ「天使にラブ・ソングを…」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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1992年公開、ウーピー・ゴールドバーグの代表作とも言えるヒット映画「天使にラブ・ソングを…」。
殺人事件の現場を目撃した、しがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いたコメディー作品です。
今回は「天使にラブ・ソングを…」のあらすじやキャスト、おすすめしたいポイントやトリビア、感想・評価・レビューなど、その概要を掘り下げていきたいと思います。
「天使にラブ・ソングを…」のあらすじ・キャスト・トリビア・感想・評価・レビューなど徹底解説
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① 「天使にラブ・ソングを…」のあらすじ
ネバダ州リノのナイトクラブ「ムーンライトラウンジ」のクラブ歌手デロリスは、ネバダ一帯に縄張りを持つ大物マフィアのボス、ヴィンスの愛人。
だがある日、ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃したため命を狙われる。
重要参考人として警察に保護された彼女は、ヴィンスの裁判の日までカトリック系の聖キャサリン修道院に匿われることになる。
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② 「天使にラブ・ソングを…」のキャスト
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役名 | 俳優 |
---|---|
デロリス・ヴァン・カルティエ(シスター・メアリー・クラレンス) Deloris Van Cartier (Sister Mary Clarence) |
ウーピー・ゴールドバーグ Whoopi Goldberg |
ヴィンス・ラ・ロッカ Vince LaRocca |
ハーヴェイ・カイテル Harvey Keitel |
修道院長 Reverend Mother |
マギー・スミス Maggie Smith |
メアリー・パトリック Sister Mary Patrick |
キャシー・ナジミー Kathy Najimy |
メアリー・ロバート Sister Mary Robert |
ウェンディ・マッケナ Wendy Makkena 歌:アンドレア・ロビンソン Andrea Robinson |
メアリー・ラザロ Sister Mary Lazarus |
メアリー・ウィックス Mary Wickes |
メアリー・アルマ Sister Alma |
ローズ・パーレンティ Rose Parenti |
オハラ司教 Monsignor O'Hara |
ジョゼフ・メイハー Joseph Maher |
エディー・サウザー(警部補) Lt. Eddie Souther |
ビル・ナン Bill Nunn |
ジョーイ(ヴィンスの部下) Joey |
ロバート・ミランダ Robert Miranda |
ウィリー(ヴィンスの部下) Willy |
リチャード・ポートナウ Richard Portnow |
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③ 個性あふれる厳選されたキャスト
主演を務めるウーピー・ゴールドバーグは、当初歌えると思われておらず、監督も驚いたとか。
当初映画の企画が立ち上がった1987年、主演はベッド・ミドラーで考えられていました。
しかしファンが彼女が尼僧を演じるのを見たくないのではないかと恐れて、その役割を断り、ウーピー・ゴールドバーグが抜擢されています。
また「ハリーポッター」シリーズのマクゴナガル先生でお馴染みのイギリス女優マギー・スミスも登場しています。
修道院長の配役は当初メリル・ストリープやアンジェリカ・ヒューストンも候補に上がっていたとの噂も。
他のシスターたちもそれぞれのキャラが立っていて、思わず微笑んでしまうシーンが盛りだくさんです。
④ 圧巻の歌声
彼女たちの歌唱力が何と言っても魅力です。
歌詞もキリスト教っぽいところはありますが、誰が聞いても前向きになれるようなものばかり。
他にも、教会でブギウギなどを歌ってしまうようなギャップも見所です。国籍やジェンダー、人種関係なく、音楽で人の心を掴み動かしていく彼女たちに、思わず音楽に合わせて体が動いてしまいます。
歌が映画の大きな要素ではありますが、ミュージカルのように歌でストーリーが展開されていくわけではないので、ミュージカルが苦手な方でも楽しめます。
今や日本でも合唱コンクールなどで歌われることも少なくない劇中曲。長年、世界中の人々から愛されている作品です。
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⑤ 多彩すぎる主演ウーピー・ゴールドバーグ
彼女は、ニューヨーク出身でコメディアンや歌手としても活躍している女優です。
8歳の時に演劇デビューし、その後劇団やスタンダップ・コメディにも参加。
1984年に出したアルバムではグラミー賞を獲得し、「ゴースト/ニューヨークの幻」ではアカデミー助演女優賞も、さらにはエミー賞とトニー賞も獲得している多彩な実力派です。
また、女性として初めてアカデミー賞司会者を務めたことでも有名です。
日本でも人気があり、1995年には森永のハイチュウのCMにも出演していました。
日本のCMに出演するほど知名度も人気もあったということですね。
日本での人気振りが伺えると共に、この映画同様、彼女のコメディアン振りも味わえます。
⑥ 25年越しの再会も
2017年、The Viewというトーク番組で公開から25周年を記念してキャストたちが大集結、シスターのコスチュームでステージに登場しました。
劇中歌「I Will Follow Him」を歌い、25年ぶりとは思えないほど迫力満点のゴスペルパフォーマンスを見せました。
当時の笑いの絶えない現場の思い出を語ったり、修道院長を演じたマギー・スミスからも特別メッセージを送るなど、ファンにはたまらない再会となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=WhORBvc6rec
⑦ 本人プロデュースのミュージカルも大好評
本作で主役デロリスを演じたウーピー・ゴールドバーグは、自ら本作のミュージカル版もプロデュースしており、一時期ブロードウェイではご本人が修道院長役で出演したこともあるそうです。
2015年には日本公演も渋谷にて行われましたが、ウーピー・ゴールドバーグがプロデューサーを担当をした他、「美女と野獣」、「アラジン」などでアカデミー賞も多数受賞しているアラン・メンケンが作曲担当をしているなど豪華な公演と話題になりました。
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⑧ 「天使にラブ・ソングを…」海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は27件のレビューに基づく72%もの前向きなレビューで5.80/10。
基本的には古い作品なのでネット上での評価は少なめな印象です。
しかし上映当時はロングヒットとなり約6ヶ月に渡って上映されていましたので、海外での人気の高さは言うまでもありません。
⑨ 「天使にラブ・ソングを…」日本での評価
Yahoo!映画での評価は1,954件のレビューで平均評価は4.5と非常に高めの評価に。
映画.comでは74件中4とこちらも高評価。
映画レビューサイトFilmarksでは8,238件のレビューで4.1と、こちらも非常に高評価になっています。
⑩ 「天使にラブ・ソングを…」のトリビア
・ウーピー・ゴールドバーグはキャリー・フィッシャーを雇って自身のセリフの脚本を書き直してもらっていますが、当時この行為によってディズニーの幹部との多くの議論をかわしたそうです。
・多くのシーンがリノで撮影されたため、キャストメンバーはしばしば修道女の衣装にとどまり、カジノ、バー、クラブ、ストリップクラブでいたずらをするためにセットをさまよっていたそうです。
・ウェンディ・マッケナの歌声はアンドレア・ロビンソンによって吹き替えられました。
・クロージングクレジットの間に示されているローリングストーンマガジンの表紙は実際に刊行されたものです。
・平手打ちのシーンは、J・K・シモンズが模倣するだけでいくつかのテイクを撮影しました。最後のテイクでは、本気の平手打ちでシーンを撮影することにしました。これが映画のテイクです。
・ウーピー・ゴールドバーグが避難している教会は、サンフランシスコのノーバレー地区の221バレーストリート(チャーチストリートの近く)にあるセントポールズカトリック教会です。
・示されているネバダ州リノの警察署は、リノのダウンタウンにある主要な郵便局であり、セットドレッサーのために実際のパトカーが屋外に駐車されています。パトカーは、セットの警備員によって運転されました。
・デロリスのガールグループの名前「Ronelles(ロネレス)」は、1960年代の他の2つのガールグループ、Ronettes(ロネッツ)とShirelles(シュレルズ)の名前を組み合わせて作られました。
・脚本家のポール・ラドニックは1987年にオリジナルの脚本を書きましたが、その後合わせて6人の脚本家に酔って書き直され、ほとんど元の状態ではなくなっていたため、本名ではなく仮名の「ジョセフ・ハワード」という名前でクレジットされています。
・エディがデロリスを教会に連れて行くと、彼女は彼に「私は何になるの?鐘楼のカジモド?」と尋ねます。これは、ヴィクトル・ユーゴーの名作、ノートルダムの鐘への言及です。
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まとめ
「天使にラブ・ソングを…」について簡単ではありますがまとめてみました。
ストーリーがわかりやすく、サウンドトラックとしても収録されているオールディーズの楽曲が非常にいいので、バランス良く楽しめる作品になっていると思います。
公開から20年以上経った今でも十分におもしろい作品です。
またディズニーのストリーミングサービス「Disney+(ディズニー+)」向けに第3弾の製作が決まったと、報じられています。
数年前からリメイク企画が報じられていましたが、正式に続編となることが決まったようで今から楽しみですね。
残念ながら定額動画配信サービスにはなさそうですが、Amazonプライムビデオではレンタルで見られるようなので、気になった方は是非観て頂きたいです。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。
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