
【MCU映画】アベンジャーズのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビューなどを徹底解説
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『アベンジャーズ(原題:The Avengers)』は、2012年のアメリカのスーパーヒーロー映画。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の6作目、フェーズ1のラストを飾る実写映画化作品で、先行して公開された『アイアンマン』、『キャプテン・アメリカ』、『ソー』、『ハルク』からのクロスオーバーとして大ヒットした映画です。
あらすじ(ネタバレ込み)
起:地球侵略の始まり
アイアンマン(トニー・スターク)、キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)、ハルク(ブルース・バナー)、ソー、ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)、ホークアイ(クリント・バートン)が集められる。しかし、彼らはチームとしての結束がなく、互いに衝突を繰り返す。S.H.I.E.L.D.の空中母艦ヘリキャリアで、ロキを捕らえることに成功するも、彼の策略によりヒーロー同士の対立が激化してしまう。
承:ヒーローたちの衝突
狼の襲撃を受けた村に、 狼狩りの専門家・ソロモン神父 がやってくる。彼は「狼は村の誰かが満月の夜に変身する」と警告する。その後、ヴァレリーは狼と 心の中で会話できる能力 を持っていることに気づく。村人は彼女を「狼の仲間」として疑い、彼女を処刑しようとするが、ピーターとヘンリーの助けで逃れる。
転:ニューヨーク決戦
ロキは逃亡し、テッセラクトの力で宇宙へのポータルを開き、ニューヨークの上空に大量のチタウリ軍を送り込む。壊滅的な被害を受けるマンハッタン。アベンジャーズはついに一致団結し、力を合わせて敵に立ち向かう。ハルクがロキを圧倒し、アイアンマンが核ミサイルをポータルへ運ぶ決死の作戦を敢行する。
結:アベンジャーズの勝利
トニーはミサイルを宇宙へ持ち込み、敵母艦を破壊。ポータルは閉じ、チタウリ軍は壊滅する。ロキはソーによって捕えられ、アスガルドへ連行される。アベンジャーズはそれぞれの道へ戻るが、地球には新たな脅威の影が迫っていた…。エンドクレジット後、宇宙では謎の存在「サノス」が姿を現す。
この戦いを通じて、地球最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」が誕生するのだった。
『アベンジャーズ』キャスト・作品情報

キャスト
役名 | 俳優 |
---|---|
トニー・スターク(アイアンマン) Tony Stark (Iron Man) |
ロバート・ダウニー・Jr Robert Downey Jr. |
スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ) Steve Rogers (Captain America) |
クリス・エヴァンス Chris Evans |
ソー Thor |
クリス・ヘムズワース Chris Hemsworth |
ブルース・バナー(ハルク) Bruce Banner (Hulk) |
マーク・ラファロ Mark Ruffalo |
ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ) Natasha Romanoff (Black Widow) |
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson |
クリント・バートン (ホークアイ) Clint Barton (Hawkeye / Ronin) |
ジェレミー・レナー Jeremy Renner |
ロキ Loki |
トム・ヒドルストン Tom Hiddleston |
エリック・セルヴィグ Erik Selvig |
ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgård |
フィル・コールソン Phil Coulson |
クラーク・グレッグ Clark Gregg |
マリア・ヒル Maria Hill |
コビー・スマルダーズ Cobie Smulders |
ニック・フューリー Nick Fury |
サミュエル・L・ジャクソン Samuel L. Jackson |
ペッパー・ポッツ Pepper Potts |
グウィネス・パルトロー Gwyneth Paltrow |
ジャスパー・シットウェル Jasper Sitwell |
マキシミリアーノ・ヘルナンデス Maximiliano Hernández |
J.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス・声) J.A.R.V.I.S. (Voice) |
ポール・ベタニー Paul Bettany |
ジ・アザー the Other |
アレクシス・デニソフ Alexis Denisof |
作品情報
原題 Original Title |
The Avengers (Marvel's The Avengers) |
---|---|
監督 Directed by |
ジョス・ウェドン Joss Whedon |
脚本 Screenplay by |
ジョス・ウェドン Joss Whedon |
原案 Story by |
ジョス・ウェドン Joss Whedon ザック・ペン Zak Penn |
原作 Based on |
Avengers by スタン・リー Stan Lee by ジャック・カービー Jack Kirby |
音楽 Music |
アラン・シルヴェストリ Alan Silvestri |
撮影 Cinematography |
シェイマス・マクガーヴェイ Seamus McGarvey |
編集 Edited by |
ジェフリー・フォード Jeffrey Ford リサ・ラセック Lisa Lassek |
製作 Produced by |
ケヴィン・ファイギ Kevin Feige |
製作会社 Production Company |
マーベル・スタジオ |
配給 Distributed by |
ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | 米:2012/5/4 日:2012/8/14 |
上映時間 | 143分 |
興行収入(世界) | 約15億1,881万ドル |
興行収入(日本) | 約36.1億円 |
『アベンジャーズ』の見どころ
MCU人気爆発となった一作

マーベル作品のファンになるきっかけがこの映画だった方も多いのではないでしょうか?
日本では興行収入が36.1億円のヒットとなり、地上波では近年の洋画としては珍しく今現在2015年、2019年の2回も放送されるなど、大きな話題を呼び人気を集めました。
世界の興行収入で言えば15億ドル以上と、公開された2012年当時は『アバター』、『タイタニック』に次いで歴代興行収入第3位の記録を保持していました。(2024年現在は11位)
そのくらいSF映画の楽しさ、面白さを全て詰め込んだような映画です。
アメコミ実写化クロスオーバー映画

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ナターシャ、ハルク、ホークアイ、ソーなど沢山のヒーローがそれぞれの作品の枠を超えて登場するのもマーベル作品のファンにとってはたまらないものです。
ですが逆にこの映画でマーベル作品を初めて見た方には元々の設定など分からず楽しめないのではないかと思われるかもしれません。
でもそんな事なく初めてでも十分のめり込める作品です。
壮大なアクションシーンやヒーローたちのカッコよさにすぐに心を掴まる方も多いはず。
実は超重要人物フィル・コールソン

ロキが奪ったキューブを取り返すために結成したアベンジャーズですが、まだお互いをよく知らなかったり揉めることも多くチームワークが良いとは言えませんでした。
しかしロキを止めるためフィル・コールソンが勇敢に立ち向かうも返り討ちにあい、このことをきっかけにキャプテン・アメリカがチームに指示を出し一丸となって戦っていくのはとてもかっこよかったです。
フィル・コールソンはMCU第1作目の『アイアンマン』から出演していたため、最後にはアベンジャーズをまとめるためのきっかけを作った超重要人物として最後を迎えました。
※フィル・コールソン役のクラーク・グレッグは後にスピンオフ作品のテレビドラマ『エージェント・オブ・シールド』に同じキャラクターで主役として再登場しますが、MCU映画の出演は今作で最後となってしまいました。
アクロバティックな技は必見

この映画の見どころのひとつとして、ヒーローそれぞれの特性が引き立ったアクションシーンです。
特にナターシャとキャプテン・アメリカのアクションシーンがおすすめです。
他のヒーローたちは高性能のスーツや最強の他のヒーローたちは高性能のスーツや最強のハンマーなどを持っていますが、ナターシャは銃、クリントは弓矢、キャプテン・アメリカは盾という比較的身近なもので戦っています。
だからこそ敵と近い距離で戦うシーンが多く、アクロバティックな技を見ることができます。
シリーズ化の難点

マーベル作品の中でも特に有名なこの映画は、見た人を絶対に後悔させない作品です。
『アベンジャーズ』はこの後もシリーズとして続いていきますが、実はこの作品以降だんだんついていけなくなり、「実は観ていない」という方も多いのではないでしょうか。
体感ですが、『アベンジャーズ』は観たことあるけど、その後の作品は観たことがないという方、結構いらっしゃるので、ここで極端にハマる人、ハマらない人が2分してしまうきっかけにもなっているように感じます。
洋画でシリーズ化され何作品も公開されているようなものにはありがちな話で、『スター・ウォーズ』を全部観たことがない、というのと似たような感覚だと思います。
MCUにおいても、『アイアンマン』を知ってるけど『アベンジャーズ』は観たことがない、などという方には是非おすすめしたい作品です。
『アベンジャーズ』レビュー・評価
海外での評価
映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)では、今のところ368件のレビューに基づいて、91%の支持率、平均スコア8.1/10と高評価。
ウェブサイトの批評家の総意は、「ヒーローの人間性を強調した脚本と、スーパーパワーを駆使した豊富なセットピースのおかげで、『アベンジャーズ』は期待に応え、マーベル映画の水準を高めた」となっています。
他にもウェブサイト「Metacritic」には43件のレビューに基づいてこの映画に100点満点中69点とこちらは平均よりは高いですが高評価かと言われると微妙な位置。
CinemaScoreによる観客の投票では、この映画に「A+からF」のスケールで珍しい「A+」の評価が付けられています。
海外、とくにアメリカでは当然ながら昔からあるコミックの実写映画化なので、期待を超えたものになったと感じた人が多かったことが評価につながっているように思います。
日本での評価
映画.comでの評価は259件中3.9とこちらも平均よりは高めな評価。
映画レビューサイトFilmarksでは13,973件のレビューで3.9と、こちらも平均的よりは高め評価。
唯一の欠点を上げるとすれば、個の集合体とは言えそれぞれの自分主張があまりにも強いからなかなかまとまらない、というのが日本では感覚が合わない方がいるのかなという印象はあります。
『アベンジャーズ』のトリビア

- ロバート・ダウニー・Jrは実験室のいたるところに食べ物を隠しておきましたが、誰もどこにあるのかわからなかったので、彼らは彼にそれを続けさせました。 映画では実際に食べるシーンがあり、これは台本ではなく、ただ空腹だったからという理由なのだそうです。
- 演者全員が一度に撮影場所にいることはほとんどありませんでしたが、ある夜、クリス・エヴァンスは「Assemble(アッセンブル)」というテキストメッセージをみんなに送信し撮影場所で夜を過ごしたそうです。クラーク・グレッグは、これが彼が今までに受け取った彼のお気に入りのテキストメッセージであると述べました。
- 伝えられるところによると、最後の戦いの間に、キャプテン・アメリカが孫を守ろうとしている老人を救うシーンが撮影され、キャプテンは振り返り、老人の第二次世界大戦のベテラン社章に注目して、彼と敬礼を交わします。
- 最後のエンドクレジットシーンでは、キャプテン・アメリカだけが食べていません。このシーンは追加撮影だったため、クリス・エヴァンスは既に2013年に出演した映画『スノーピアサー』のためバズカットをして、ひげを生やしたためです。
- 脚本家のジョス・ウィードンは、マーベルにロキが地球を征服することを可能にする舞台裏でより大きな悪役が計画されているべきであり、誰かがサノスであるべきだと提案したそうです。
- ロバート・ダウニー・Jrはマーベルプロダクションマネージャーに、スタークタワーにあった文字「A」を持ち去る許可を求めましたが断られました。しかしマネージャーは、ロバート・ダウニー・Jrの次の誕生日にプレゼントしたそうです。
- 脚本家のジョス・ウィードンは、映画の登場人物が多すぎるため、アベンジャーズの創設メンバーの2人であるアントマンとワスプが脚本から削除されたと説明しました。また、今作が公開されるまで、アントマンの公開を望んでいませんでした。
- 2008年公開の『インクレディブル・ハルク』の監督を務めたルイ・レテリエは、ブルース・バナー役にエドワード・ノートンがキャスティングされる前、マーク・ラファロを希望していたそうです。
- 作家兼監督のジョス・ウィードンによると、映画のオリジナルのカットは3時間以上の長さでしたが、切り取られた映像の約30分がBlu-rayに含まれており、そのほとんどは現代世界に適応するのに苦労しているスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)を中心に展開しています。
- 最後のエンドクレジットシーンはロバート・ダウニー・Jrがシーンの書き直しを奨励したことによって追加されました。地元のシャワルマレストランに行くというアイデアもロバート・ダウニー・Jrによるアイデアで、グローバルプレミアの翌日に追加されました。それ以来、ロサンゼルス、セントルイス、ボストンでのシャワルマの売り上げが急増したと伝えられています。
※シャワルマは、子羊肉、鶏肉、七面鳥肉、牛肉、仔牛肉および混合された肉を、鉄串に突き刺した状態で直火で焼いた、レバントの料理です。
まとめ
『アベンジャーズ』について色々まとめてみました。
一度も観たことがないには是非観てほしい作品ですし、つまらないと感じている方にはC級映画を楽しむ感覚で観てもらいたい作品です。
『アベンジャーズ』は、ディズニープラスであれば無料で視聴可能、U-NEXTやAmazonプライムビデオならレンタルであれば視聴可能なので、是非観て頂きたい作品です。
もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。