最強のふたりのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビュー・トリビアなど徹底解説
引用元:Watch Untouchable | Netflix

最強のふたりのあらすじ・キャスト・ネタバレ・感想・評価・レビュー・トリビアなど徹底解説

  • By Youichi Tateshima

  • 映画

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

最強のふたり(原題:Intouchables)』は2011年公開のフランス映画。頸髄損傷で体が不自由な富豪フィリップ(フランソワ・クリュゼ)と、その介護人ドリス(オマール・シー)となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマで、2011年にフランスで公開された映画の観客動員数では1位を獲得しているヒット作です。

あらすじ(ネタバレ込み)

■Introduction
事故で全身麻痺となった富豪フィリップは、日々の介護を受けながらも孤独に苛まれていた。新たな介護人を雇うための面接を行うが、そこに現れたのはスラム街出身の若者ドリスだった。ドリスは失業保険を継続するためだけに応募しており、全く介護経験がなかったが、フィリップは彼の型破りな態度とユーモアを気に入り、採用を決める。

■Development
初めはフィリップの豪華な生活や慣れない介護に戸惑うドリスだったが、次第に真剣に向き合うようになる。フィリップもまた、ドリスの率直さと活力に触れるうちに心を開き始める。二人は互いに影響を与え合い、フィリップは新しい挑戦や娯楽を楽しむようになり、ドリスは仕事への責任感と成長を見せていく。

■Twist
一方で、ドリスには家族の問題があり、弟の非行や家計の苦しさに悩まされていた。また、フィリップも障がい者としての孤独や失った愛への思いを抱えていた。そんな中、フィリップの友人たちはドリスを不適任と考え、解雇を促す。しかしフィリップは、彼の存在が自分にとって必要だと理解しており、彼を信頼し続ける。

■Conclusion
最終的にドリスは家庭の事情でフィリップの元を去るが、その前にフィリップを勇気づけ、彼が新しい一歩を踏み出す手助けをする。別れた後もフィリップはドリスとの思い出を胸に秘め、彼の影響を受けて人生を前向きに生きる。ドリスもまた、フィリップとの日々を通じて成長し、自らの人生を切り開いていく。友情と希望に満ちた物語は心温まる余韻を残し、幕を閉じる。

2016年の映画年間ランキング。全世界の年間興行収入ランキング、日本の洋画年間興行収入ランキングをご紹介します。

2016年全世界年間興行収入ランキングTOP50

No.作品名(原題)興行収入
1シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
Captain America: Civil War
$1153.3
2ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
Rogue One: A Star Wars Story
$1056.1
3ファインディング・ドリー
Finding Dory
$1028.6
4ズートピア
Zootopia
$1023.8
5ジャングル・ブック
The Jungle Book
$966.6
6ペット
The Secret Life of Pets
$875.7
7バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
Batman v Superman: Dawn of Justice
$874.4
8ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
Fantastic Beasts and Where to Find Them
$816
9デッドプール
Deadpool
$782.6
10スーサイド・スクワッド
Suicide Squad
$749.2
11ドクター・ストレンジ
Doctor Strange
$677.7
12モアナと伝説の海
Moana
$643.3
13Sing/シング
Sing
$634.2
14人魚姫
The Mermaid
$553.8
15X-MEN: アポカリプス
X-Men: Apocalypse
$543.9
16カンフー・パンダ3
Kung Fu Panda 3
$521.2
17ラ・ラ・ランド
La La Land
$447.4
18ウォークラフト
Warcraft
$439
19ジェイソン・ボーン
Jason Bourne
$415.5
20アイス・エイジ5/止めろ! 惑星大衝突
Ice Age: Collision Course
$408.6
21インデペンデンス・デイ: リサージェンス
Independence Day: Resurgence
$389.7
22君の名は。
Your Name.
$358
23ターザン:REBORN
The Legend of Tarzan
$357.2
24アングリーバード
The Angry Birds Movie
$352.3
25トロールズ
Trolls
$347
26スター・トレック BEYOND
Star Trek Beyond
$343.5
27グレートウォール
The Great Wall
$334.9
28グランド・イリュージョン 見破られたトリック
Now You See Me 2
$334.9
29死霊館 エンフィールド事件
The Conjuring 2
$321.4
30バイオハザード: ザ・ファイナル
Resident Evil: The Final Chapter
$312.2
31ダンガル きっと、つよくなる
Dangal
$303.7
32パッセンジャー
Passengers
$303.1
33アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
Alice Through the Looking Glass
$299.5
34ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
Miss Peregrine's Home for Peculiar Children
$296.5
35ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影(シャドウズ)
Teenage Mutant Ninja Turtles: Out of the Shadows
$245.6
36ハドソン川の奇跡
Sully
$243.9
37アサシン クリード
Assassin's Creed
$240.7
38ドリーム
Hidden Figures
$236
39ゴーストバスターズ
Ghostbusters
$229.1
40インフェルノ
Inferno
$220
41セントラル・インテリジェンス
Central Intelligence
$216.9
42ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
Bridget Jones's Baby
$212
43世界一キライなあなたに
Me Before You
$208.4
44エンド・オブ・キングダム
London Has Fallen
$205.8
45メッセージ
Arrival
$203.4
46BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
The BFG
$195.2
47西遊記 孫悟空vs白骨夫人
The Monkey King 2
$193.7
48バッド・ママ
Bad Moms
$183.9
49コウノトリ大作戦!
Storks
$183.7
50賭城風雲III
From Vegas to Macau III
$181.7

2016年日本の洋画年間興行収入ランキングTOP10

No.作品名興行収入(億円)
1スター・ウォーズ/フォースの覚醒116.3
2ズートピア76.3
3ファインディング・ドリー68.3
4ペット42.4
5オデッセイ35.4
6007 スペクター29.6
7アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅27.8
8インデペンデンス・デイ:リサージェンス26.6
9シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ26.3
10ジャングル・ブック22.1
全世界の年間興行収入ランキングはBox Officeの情報をもとに、日本の洋画年間興行収入ランキングは日本映画製作者連盟の情報をもとにまとめました。 日本の年間興行収入ランキングは洋画のみに絞っていますので邦画が含まれておりません。

2016年の話題作

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『ファインディング・ドリー』、『ズートピア』はそれぞれ10億ドル以上の興行収入を上げ、歴代興行収入上位の映画となりました。 また2本のアニメ映画(『ファインディング・ドリー』と『ズートピア』)が1年間で10億ドル以上の興行収入を上げ、アニメ映画史上最も興行収入の高い作品となりました。 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『ズートピア』、『カンフー・パンダ3』、『ウォークラフト』、『グレートウォール』はいずれも中国で興行収入10億円以上を上げ、中国で最も興行収入の高い映画となりました。 IMDbは「Top 50 Movies of 2016」と題し、この年公開された映画をランキング化。1位には『ムーンライト』を選び、レーティングで最も評価が高かったのは『君の名は。』で8.4/10の評価がつけられています。 ロッテントマトでは、第18回ゴールデン・トマト・アワードでは最優秀ワイドリリース賞が『ズートピア』、最優秀リミテッドリリース賞が『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』となりました。

『最強のふたり』キャスト・作品情報

「最強のふたり」のキャスト・作品情報
出典:El film «Les Intouchables» bate todos los récords de rentabilidad en Francia - Teinteresa

キャスト

役名 俳優
フィリップ
Philippe
フランソワ・クリュゼ
François Cluzet
ドリス
Bakary "Driss" Bassari
オマール・シー
Omar Sy
イヴォンヌ
Yvonne
アンヌ・ル・ニ
Anne Le Ny
マガリー
Magalie
オドレイ・フルーロ
Audrey Fleurot
マルセル
Marcelle
クロティルド・モレ
Clotilde Mollet
エリザ
Elisa
アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ
Alba Gaïa Bellugi
バスティアン
Bastien
トマ・ソリヴェレ
Thomas Soliveres
アルベール
Albert
クリスティアン・アメリ
Christian Ameri
アントニー
Antoine
グレゴリー・オースターマン
Grégoire Oestermann
ミナ
Mina
アブサ・ダイヤトーン・トゥーレ
Absa Dialou Toure
アダマ
Adama, Driss's Cousin
シリル・マンディ
Cyril Mendy
エレノア
Eleonore
ドロテ・ブリエール・メリット
Dorothy Briere Meritte
ナタリー・ルコント
Nathalie Lecomte
ジョセフィーヌ・デ・ミオー
Joséphine de Meaux

作品情報

原題
Original Title
Intouchables
監督
Directed by
オリヴィエ・ナカシュ
Olivier Nakache
エリック・トレダノ
Éric Toledano
脚本
Written by
オリヴィエ・ナカシュ
Olivier Nakache
エリック・トレダノ
Éric Toledano
音楽
Music
ルドヴィコ・エイナウディ
Ludovico Einaudi
撮影
Cinematography
マチュー・ヴァドピエ
Mathieu Vadepied
編集
Edited by
ドリアン・リガル=アンスー
Reynald Bertrand
製作
Produced by
ニコラ・デュヴァル・アダソフスキ
Nicolas Duval Adassovsky
ヤン・ゼノウ
Yann Zenou
ローラン・ゼイトゥン
Laurent Zeitoun
製作会社
Production Company
Quad Productions
配給
Distributed by
仏:ゴーモン
日:ギャガ
公開 仏:2011/11/2
日:2012/9/1
上映時間 112分
興行収入(世界) 約4億2660万ドル
興行収入(日本) 約16.5億円

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『最強のふたり』の見どころ

実話がもとの感動作

実話がもとの感動作
出典:Intouchables (2011) - IMDb

この映画のモデルになったフィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴは事故で頸髄損傷となり、2001年に自身のこと、そして介護人アブデル・ヤスミン・セローとのことを書いた本を出版しました。

この二人の物語がテレビに取り上げられ、2003年にはドキュメンタリーが製作されましたが、これに感化された監督がフィリップに実際に会い行き、脚本を書き上げ、映画化が実現したそうです。

映画の最後には実際の二人の写真も出てくるので注目です。

2015年の映画年間ランキング。全世界の年間興行収入ランキング、日本の洋画年間興行収入ランキングをご紹介します。

2015年全世界年間興行収入ランキングTOP50

No.作品名(原題)興行収入
1スター・ウォーズ/フォースの覚醒
Star Wars: Episode VII - The Force Awakens
$2068.2
2ジュラシック・ワールド
Jurassic World
$1670.4
3ワイルド・スピード SKY MISSION
Furious 7
$1515
4アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
Avengers: Age of Ultron
$1402.8
5ミニオンズ
Minions
$1159.4
6007 スペクター
Spectre
$880.7
7インサイド・ヘッド
Inside Out
$858.3
8ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
Mission: Impossible - Rogue Nation
$682.7
9ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション
The Hunger Games: Mockingjay - Part 2
$653.4
10オデッセイ
The Martian
$630.2
11フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ
Fifty Shades of Grey
$569.7
12シンデレラ
Cinderella
$542.4
13レヴェナント:蘇えりし者
The Revenant
$533
14アントマン
Ant-Man
$519.3
15モンスター・ホテル2
Hotel Transylvania 2
$474.8
16カリフォルニア・ダウン
San Andreas
$474.6
17ターミネーター:新起動/ジェニシス
Terminator Genisys
$440.6
18キングスマン
Kingsman: The Secret Service
$414.4
19モンスター・ハント
Monster Hunt
$387.1
20ホーム 宇宙人ブーヴのゆかいな大冒険
Home
$386
21マッドマックス 怒りのデス・ロード
Mad Max: Fury Road
$379.4
22アーロと少年
The Good Dinosaur
$332.2
2396時間/レクイエム
Taken 3
$326.5
24スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!
The SpongeBob Movie: Sponge Out of Water
$325.2
25メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮
Maze Runner: The Scorch Trials
$312.3
26ダイバージェントNEO
The Divergent Series: Insurgent
$297
27ピッチ・パーフェクト2
Pitch Perfect 2
$287.1
28ロスト・レジェンド 失われた棺の謎
Mojin: The Lost Legend
$259.4
29ロスト・イン香港
Lost in Hong Kong
$256.3
30I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
The Peanuts Movie
$246.2
31ピクセル
Pixels
$244.9
32パパVS新しいパパ
Daddy's Home
$242.8
33SPY/スパイ
Spy
$235.7
34アルビン4 それいけ! シマリス大作戦
Alvin and the Chipmunks: The Road Chip
$234.8
35Goodbye Mr. Loser
Goodbye Mr. Loser
$228.1
36テッド2
Ted 2
$215.9
37トゥモローランド
Tomorrowland
$209
38エベレスト
Everest
$203.4
39ストレイト・アウタ・コンプトン
Straight Outta Compton
$201.6
40マイ・インターン
The Intern
$194.8
41Jian Bing Man
Jian Bing Man
$186.7
42ジュピター
Jupiter Ascending
$184.3
43クリード チャンプを継ぐ男
Creed
$174.2
44ファンタスティック・フォー
Fantastic Four
$167.9
45ブリッジ・オブ・スパイ
Bridge of Spies
$165.5
46ゴッド・ギャンブラー レジェンド2
From Vegas to Macau II
$163.9
47フォーカス
Focus
$159.2
48グースバンプス モンスターと秘密の書
Goosebumps
$158.3
49イップ・マン 継承
Ip Man 3
$157
50ヘイトフル・エイト
The Hateful Eight
$155.8

2015年日本の洋画年間興行収入ランキングTOP10

No.作品名興行収入(億円)
1ジュラシック・ワールド95.3
2ベイマックス91.8
3シンデレラ57.3
4ミニオンズ52.1
5ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション51.4
6インサイド・ヘッド40.4
7ワイルド・スピード SKY MISSION35.4
8アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン32.1
9ターミネーター:新起動/ジェニシス27.4
10テッド225.1
全世界の年間興行収入ランキングはBox Officeの情報をもとに、日本の洋画年間興行収入ランキングは日本映画製作者連盟の情報をもとにまとめました。 日本の年間興行収入ランキングは洋画のみに絞っていますので邦画が含まれておりません。

2015年の話題作

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は興行収入20億ドルを超え、この記録を破った3番目の映画となり、歴代興行収入第3位の映画となりました。 『ジュラシック・ワールド』、『ワイルド・スピード SKY MISSION』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ミニオンズ』はそれぞれ興行収入10億ドルを超え、10億ドル超え作品が1年に5作品も誕生した年となりました。 『ミニオンズ』はディズニー以外のアニメ映画としては初めて、また『トイ・ストーリー3』(2010年)と『アナと雪の女王』(2013年)に続いてアニメ全体で3番目の興行収入10億ドル超えを記録しました。 IMDbは「Top 50 Movies of 2015」と題し、この年公開された映画をランキング化。1位には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を選び、レーティングで最も評価が高かったのは『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』で8.4/10の評価がつけられています。 ロッテントマトでは、第17回ゴールデン・トマト・アワードでは最優秀ワイドリリース賞が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、最優秀リミテッドリリース賞が『ルーム』となりました。

話題の若手フランス俳優オマール・シー

話題の若手フランス俳優オマール・シー
出典:Intouchables (2011) - IMDb

オマール・シーは、フランスのスラム地区に住み、6ヶ月に渡り服役していながら、脊髄損傷のため体が麻痺して不自由な大富豪で気難しいフィリップの介護人を担当することになるドリスを演じています。

爽やかな笑顔とどストレートなジョークが魅力の彼。演じているのはコメディアンでもあるオマール・シーでこの役にぴったりの俳優と言えます。

また彼はフランス映画だけでなく「ジュラシック・ワールド(2015)」「X-MEN:フューチャー&パスト(2014)」にも出演しており、ワールドワイドに活躍しています。

共同で脚本・監督を務めたエリック・トレダノオリヴィエ・ナカシュは、2009年の映画「Tellement proches」でのオマール・シーとの仕事を楽しんでできたとのことで、設定を変えてまで起用しています。

フランスの社会問題をシリアスそしてコミカルに描く

フランスの社会問題をシリアスそしてコミカルに描く
出典:Intouchables (2011) - IMDb

移民問題や格差の問題を抱えるフランスの現状や、障害者と健常者の問題といったシリアスな問題がテーマになっており、考えさせられるシーンもたくさんあります。

一方で、正反対の性格や立場の主人公二人が織りなすコミカルなシーンも満載で、ブラックジョークからクスッと笑えてほんわかするようなジョークまで楽しめ、コメディ映画としても大満足な作品です。

数々の賞を受賞

差別などのタブーを扱いながら、高い評価を得ているこの作品。

セザール賞ではオマール・シーの主演男優賞受賞以外にも、監督、撮影、脚本等々計8部門でノミネートされています。

また日本でも高く評価されており、日本で公開されたフランス映画歴代1位の興行収入を記録。

第24回東京国際映画祭や第36回日本アカデミー賞でも最優秀外国作品賞を受賞しています。

ハリウッドリメイク

大ヒットした本作は、アメリカでリメイクされ、2019年に「人生の動かし方」というタイトルで公開されました。※後に「THE UPSIDE/最強のふたり」に邦題が変更されています。

キャストはなんと大女優ニコール・キッドマンや、フィリップ役のブライアン・クランストンはカルト的人気を博したドラマ「ブレイキング・バッド」で名を馳せた名優で、かなり豪華なキャストとなっています。

またリメイク版では設定にも少し手を加えているようで、本作との違いも楽しめます。

『最強のふたり』レビュー・評価

海外での評価

映画とテレビのレビューアグリゲーターであるRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)での評価は122件のレビューに基づく75%もの前向きなレビューで6.7/10と高評価。

Metacriticでは31件のレビューに基づくこのフィルムの平均スコアは100点中57点とこちらは割と平均的。

日本での評価

映画.comでの評価は431件中4.2と高い評価と言えます。

映画レビューサイトFilmarksでは29,430件のレビューで4.1と、日本での評価はほとんどが4以上と高評価でした。

『最強のふたり』のトリビア

「最強のふたり」のトリビア
出典:Intouchables (2011) - IMDb

・劇中では雇ったのはドリスというアフリカ系の黒人になっているが、実際はアルジェリア出身のアブデルという青年(当時24歳)でした。

・フィリップの妻ベアトリスはすでに死亡したことになっていますが、実際に彼女ががんで亡くなったのは、アブデルが家にやって来てから4年後の96年5月のこと。

・ドリスの弟が助けを求めに来たことをきっかけに、雇用関係を解消。ほんの1年程度の出来事のような印象ですが、実際には10年間にわたって面倒を見ており、2人はモロッコへ移住しますが、アブデルが現地の女性を好きになったため、アブデルの将来のことを考えて、フィリップの方から契約を解除しています。

・2012年、監督のエリック・トレダノは、世界中の車椅子ユーザーから3,000件を超えるお礼のメッセージを受け取ったと述べました。

・フィリップと出会う最初のシーンでのドリスの緊張とわずかなペースは意図的なものでした。監督は、ドリスの機動性とフィリップの不動性を対比させたかったのです。

・麻痺に苦しむ人々を支援し、高度な研究を支援することを目的とした米国の非営利団体であるクリストファー&ダナリーブ財団がこれまでに受賞した最初の映画。 理事は、2012年11月28日にニューヨーク市のこの財団からHOPE賞を受賞しました。

・ドリスがフィリップのために運転しているスポーツカーはクアトロポルテ(マセラティ)です。

・最初のカーレースでは、ほとんどのスタントはプロのスタントドライバーによって行われましたが、ある瞬間には、オマール・シーが実際に自分で車を運転しました。

・オランダでは以前の記録保持者である「サラの鍵(2010)」を破り、最も成功したフランス映画になりました。

・事務所には「記憶の固執」、フィリップの家には「My Wife, Nude, Contemplating Her Own Flesh Becoming Stairs(私の妻、裸体、階段になりつつある肉体、柱の3つの脊椎、空と建物)」と、2枚のサルバドール・ダリの作品が登場します。

[infeed]

まとめ

「最強のふたり」について色々まとめてみました。

シビアな題材で成功すると同じようなことをしたがる人達が増えるようにも思いますが、それだけ完成度の高い作品であると言えるかと思います。

そして完成度の高い作品としてはやはりオマール・シーの存在が大きいなとも思いました。

間違いなく名作です。

もしこの記事をご覧になった方で印象的なシーンなどありましたら、是非コメントお待ちしてます。

2016年の映画年間ランキング。全世界の年間興行収入ランキング、日本の洋画年間興行収入ランキングをご紹介します。

2016年全世界年間興行収入ランキングTOP50

No.作品名(原題)興行収入
1シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
Captain America: Civil War
$1153.3
2ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
Rogue One: A Star Wars Story
$1056.1
3ファインディング・ドリー
Finding Dory
$1028.6
4ズートピア
Zootopia
$1023.8
5ジャングル・ブック
The Jungle Book
$966.6
6ペット
The Secret Life of Pets
$875.7
7バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
Batman v Superman: Dawn of Justice
$874.4
8ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
Fantastic Beasts and Where to Find Them
$816
9デッドプール
Deadpool
$782.6
10スーサイド・スクワッド
Suicide Squad
$749.2
11ドクター・ストレンジ
Doctor Strange
$677.7
12モアナと伝説の海
Moana
$643.3
13Sing/シング
Sing
$634.2
14人魚姫
The Mermaid
$553.8
15X-MEN: アポカリプス
X-Men: Apocalypse
$543.9
16カンフー・パンダ3
Kung Fu Panda 3
$521.2
17ラ・ラ・ランド
La La Land
$447.4
18ウォークラフト
Warcraft
$439
19ジェイソン・ボーン
Jason Bourne
$415.5
20アイス・エイジ5/止めろ! 惑星大衝突
Ice Age: Collision Course
$408.6
21インデペンデンス・デイ: リサージェンス
Independence Day: Resurgence
$389.7
22君の名は。
Your Name.
$358
23ターザン:REBORN
The Legend of Tarzan
$357.2
24アングリーバード
The Angry Birds Movie
$352.3
25トロールズ
Trolls
$347
26スター・トレック BEYOND
Star Trek Beyond
$343.5
27グレートウォール
The Great Wall
$334.9
28グランド・イリュージョン 見破られたトリック
Now You See Me 2
$334.9
29死霊館 エンフィールド事件
The Conjuring 2
$321.4
30バイオハザード: ザ・ファイナル
Resident Evil: The Final Chapter
$312.2
31ダンガル きっと、つよくなる
Dangal
$303.7
32パッセンジャー
Passengers
$303.1
33アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
Alice Through the Looking Glass
$299.5
34ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
Miss Peregrine's Home for Peculiar Children
$296.5
35ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影(シャドウズ)
Teenage Mutant Ninja Turtles: Out of the Shadows
$245.6
36ハドソン川の奇跡
Sully
$243.9
37アサシン クリード
Assassin's Creed
$240.7
38ドリーム
Hidden Figures
$236
39ゴーストバスターズ
Ghostbusters
$229.1
40インフェルノ
Inferno
$220
41セントラル・インテリジェンス
Central Intelligence
$216.9
42ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
Bridget Jones's Baby
$212
43世界一キライなあなたに
Me Before You
$208.4
44エンド・オブ・キングダム
London Has Fallen
$205.8
45メッセージ
Arrival
$203.4
46BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
The BFG
$195.2
47西遊記 孫悟空vs白骨夫人
The Monkey King 2
$193.7
48バッド・ママ
Bad Moms
$183.9
49コウノトリ大作戦!
Storks
$183.7
50賭城風雲III
From Vegas to Macau III
$181.7

2016年日本の洋画年間興行収入ランキングTOP10

No.作品名興行収入(億円)
1スター・ウォーズ/フォースの覚醒116.3
2ズートピア76.3
3ファインディング・ドリー68.3
4ペット42.4
5オデッセイ35.4
6007 スペクター29.6
7アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅27.8
8インデペンデンス・デイ:リサージェンス26.6
9シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ26.3
10ジャングル・ブック22.1
全世界の年間興行収入ランキングはBox Officeの情報をもとに、日本の洋画年間興行収入ランキングは日本映画製作者連盟の情報をもとにまとめました。 日本の年間興行収入ランキングは洋画のみに絞っていますので邦画が含まれておりません。

2016年の話題作

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『ファインディング・ドリー』、『ズートピア』はそれぞれ10億ドル以上の興行収入を上げ、歴代興行収入上位の映画となりました。 また2本のアニメ映画(『ファインディング・ドリー』と『ズートピア』)が1年間で10億ドル以上の興行収入を上げ、アニメ映画史上最も興行収入の高い作品となりました。 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『ズートピア』、『カンフー・パンダ3』、『ウォークラフト』、『グレートウォール』はいずれも中国で興行収入10億円以上を上げ、中国で最も興行収入の高い映画となりました。 IMDbは「Top 50 Movies of 2016」と題し、この年公開された映画をランキング化。1位には『ムーンライト』を選び、レーティングで最も評価が高かったのは『君の名は。』で8.4/10の評価がつけられています。 ロッテントマトでは、第18回ゴールデン・トマト・アワードでは最優秀ワイドリリース賞が『ズートピア』、最優秀リミテッドリリース賞が『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』となりました。
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映画や海外ドラマの魅力や面白さを伝えるべく、あらすじやおすすめしたいポイントなどをまとめたネタバレ有の評価・感想・レビューを行っています。 古き良き名作とアクション・SF系などおもしろいのが好きです。映画もドラマも。よろしくお願いします。

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